張市長ら32人来島/台湾基隆市
下地中生徒ら空港で歓迎
台湾基隆市の張通栄市長を団長とする宮古島視察団32人が10日午後、1泊2日の日程で来島した。宮古空港では長濱政治副市長や市職員、下地中学校の宮國勝也校長、生徒らが温かく出迎え。張市長は同市には2度目の訪問で、笑顔で感謝の意を表していた。
両市は2007年に姉妹都市を締結。台中市の漢口国民中学校と姉妹校を結んでいる下地中学校は昨年、張市長を表敬訪問していた。
張市長らは那覇経由の航空便で訪れた。空港では、「台湾が大好き」などと大書された横断幕を掲げて迎えた。下地中の生徒たちは、32人に泡盛と黒糖をプレゼントした。琉球華僑総会宮古支部長で下地在住の羽地芳子さん(台湾出身)が通訳を務めた。
張市長は長濱副市長との再会でがっちり握手した。
長濱副市長は「短い期間の宮古島視察ではあるが、たくさん見て回って楽しんでください」と歓迎の言葉を述べた。
張市長は「多くの方が出迎え、とても感謝している」と笑顔で語った。
下地中学校2年の下里恭平君は「張市長の笑顔は素敵。昨年、張市長を表敬訪問した時も笑顔で歓迎してくれた。とても明るい人柄が印象的」と話した。
この日の夕方、上野のホテルで歓迎交流会が開かれた。下地敏彦市長らが再会の喜びを分かち合っていた。