市が「暮らしの便利帳」発刊
市内全世帯に配布へ/「サイネックス」と協働事業
市が官民協働事業としてサイネックス(本社・大阪府、村田吉優)と進めていた「宮古島市暮らしの便利帳」がこのほど完成し11日、市平良庁舎で同冊子の発刊式を行った。発刊式には下地敏彦市長、サイネックスの村田社長らが出席した。今週末までには各地区の行政連絡員に配布され、今月中に市内の全世帯に無料配布される。発行部数は2万8000部で、約2万5000部を全戸配布する。
同便利帳は地域情報、行政情報、生活情報の3部構成となっており、全カラー印刷104㌻にわたり、主要公共機関の地図や連絡先、市役所での各種手続きの方法などが誰にでも分かりやすく使いやすいよう編集されている。
発刊式で下地市長は「市役所には毎日、市民からの簡単な問い合わせがある。その中には、住民票の取り方などの各種手続き方法なども含まれる。市では総合窓口で、これらの案内を行っているが、もっと分かりやすいシステムが作れないものかと考えていた」と述べ、同冊子の発刊により、市民が行政機関をより活用することができることに期待を込めた。
官民協働事業の企業として、これまでに全国450の自治体で同便利帳発刊に携わっている村田社長は「宮古島市での同便利帳の発刊を大変うれしく思う。市民皆さんの生活の利便性向上に寄与することができれば」と話した。