34事業、29億円繰り越しへ/市13年度一般会計予算
執行率0%は11事業/産地水産業強化支援事業など
宮古島市の2013年度一般会計予算の事業で、一部またはすべてが年度内に完了せず次年度に繰越となる事業は34件で予算総額は29億1162万7000円に上る。そのうち事業費の年度末予算執行率見込みが契約額ベースで0%は3件、支払い済みベースではこの3件を含め11件が執行率0%となっている。
事業費の執行率見込みが契約額ベースで0%は、子ども・子育て支援新制度対応システム改修委託業務(396万9000円)▽産地水産業強化支援事業(1億9926万1000円)▽地盛南岩陰墓他発掘調査委託業務(185万4000円)。
支払い済みベースで0%は、市バイオエタノール高効率製造・流通事業(8600万円)▽児童館建設設計委託事業(1239万6000円)▽市未来創造センター(仮称)新築工事基本設計委託業務(4515万円)▽安心こども基金事業助成金(3億4800万1000円)▽上野海岸線道路整備事業(1000万1000円)▽新里21号線道路整備事業(700万1000円)▽幼稚園園舎改築実施設計事業(2033万円)▽文化財保護活動事業(1822万8000円)。
繰越金額が最も多いのは、ごみ処理施設等整備事業で6億3656万2000円。執行率見込みは支払い済みベースで21・8%。し尿処理施設解体工事に伴う赤土等流出防止条例の手続きなどに時間を要し、造成工事の発注が遅れ、年度内での事業が困難となった。
農業基盤整備促進事業の繰越金額は3億1791万6000円で執行率見込みは25・0%。サトウキビの早期収穫を行い工事を行う予定だったが、干ばつなどの影響で生育不良が発生し早期収穫が困難となったことなどが理由。
そのほか、与那覇地区防災センター整備事業の繰越金額は1億3257万円で執行率見込みは3・1%。理由は旧与那覇公民館敷地から遺跡が確認されたため。カママ嶺公園整備事業は1億4233万円で執行率見込みは24・3%。詳細計画変更により年度内での完了が困難となった。
13年度特別会計では、公共下水道事業特別会計で公共下水道事業1件が繰り越しとなっている。金額は3223万2000円で執行率見込みは支払い済みベースで73・1%。