節電方法のコツ学ぶ/すまエコプロジェクト
家庭モニターが意見発表
宮古島市全島エネルギーマネジメントシステム実証事業~すまエコプロジェクトの「家庭メンバー意見発表会」が14日、市中央公民館で行われた。事業に参加しているモニター家庭の代表が実践している節電方法などについて紹介。参加者たちは自らの節電対策に生かそうとそれぞれの取り組みについて学んでいた。
発表では、以前は消費電力について翌月の電気料金の請求を見てしか分からなかったが同事業では、前日に使いすぎたと思ったらタブレット端末ですぐに確認できることから節電意識を持つことに有効に作用していることなどが紹介された。
あいさつでエコアイランド推進課の善平勝補佐は「事業を昨年10月から開始して5カ月が経過した。それぞれの節電方法を学び、情報を交換し合ってこれからの取り組みに生かしてほしい」と呼び掛けた。
そのほか、観測データ解析状況の説明では、効果的な省エネ対策として家電の買い替えも提案された。
エアコンは10年前に購入したものと現在の商品との比較では約11%の省エネ。テレビは6年前に購入したものと現在の商品とでは58%省エネ効果。最も大きいのは冷蔵庫で、10年前の商品と現在とでは約70%の省エネ効果があることが紹介された。
参加者たちは、それぞれの取り組みや自らが実践している方法について意見を交換し合いながら効果的な節電について学んでいた。
このプロジェクトでは、モニターが①電力使用量の見える化による省エネ②電力使用削減アクション③プロジェクトサイトやツイッターなどによる情報発信-を実践している。
具体的には200の一般家庭と25の事業所がモニターとして参加し、家庭や事業所の電力消費量をタブレット型端末で把握しながら電力使用量の削減に努めている。
家庭では、エアコンや台所で使う家電、部屋の照明など、家中の電気の使われ方と電気料金が一目瞭然で分かる。このためモニターは、電化製品のスイッチをこまめに切るなどして節電運動に取り組んでいる。