交通死亡事故 2年連続ゼロ達成/宮古島署
県警本部長が表彰/継続へ関係機関と連携密に
宮古島署(宮城英眞署長)で17日、交通死亡事故ゼロ1年達成の表彰式が行われ、県警本部の砂川道男交通部長が宮古島署に笠原俊彦県警本部長と県交通安全協会連合会の比嘉良雄会長連名のトロフィーを授与した。宮古島署は2年連続で「ゼロ」1年間達成になる。このほか県交通安全協会連合会の渡具知辰彦専務理事と警察官友の会宮古島地区支部の神里惠良支部長から激励品が贈られた。
同署管内で7日に交通死亡事故ゼロ2年(2012年3月7日~14年3月6日)を初めて達成した。県内で人口5万人以上の自治体で交通死亡事故ゼロ2年間達成は初。県内14警察署で2年間ゼロを達成したのは本部署と宮古島署の2署のみ。
砂川交通部長は「地域のボランティアや市長はじめ自治体、各団体の根気と努力が必要な、地道に継続した活動を、宮古島署がその団結力で実施してきたことの大きな成果」と民警連携の活動を評価した。
宮城署長は「2年間死亡事故ゼロで表彰を受けた。これは宮古圏域の総合力が発揮された結果だと思う。これが継続できるようさらに連携を密にして頑張りたい」と述べた。
宮古島地区交通安全協会の宮里敏男会長は「ボランティアの目に見えないような地道な活動が奏功したと思う。今は2年だが、ぜひゼロ5年継続達成を目標に頑張っていきたい」とさらに積極的に取り組む姿勢を示した。
宮古島署、地区交通安全協会はこれまでも交通事故抑止対策として、関係機関と協力し、飲酒運転根絶対策として宮古島まもる君、まるこちゃんを活用した広報啓発や飲食店などの協力を得て、飲酒運転根絶気運の醸成を図ってきた。
また、これまでに宮古地区タクシー協会や交通安全学区自治会など管内の230事業所や団体(宣言人数6116人)が「飲酒運転根絶宣言」をしている。
さらに同協会や自治会などが各家庭を戸別訪問し、交通事故防止や飲酒運転根絶に向け「お茶の間訪問」作戦による啓発活動など地道な取り組みを進めている。