葉タバコ収穫始まる
販売額26億円目指す/生産農家、豊作を期待
2014年産葉タバコの収穫が始まった。現在収穫しているのは1月下旬に植えた葉タバコで、茎に付いている葉の枚数が平年と比べて少ない。厳しいスタートだが農家らは「始まったばかりの現段階で作柄は判断できない。今後天気に恵まれて、後植え(2月定植)が順調に育てば持ち直す」と豊作を願う。
農家らは21日「Ap-1」と呼ばれる農業用機械に乗って、葉をてきぱきと摘み取っていた。葉タバコは宮古ではサトウキビ、肉用牛に次ぐ主要作物。収穫は6月中旬ごろまで行われ、農家は忙しい日々が続く。
上野では葉タバコ共同乾燥施設も稼働を開始した。
宮古地区の今期の農家数は138戸。耕作面積が586㌶。販売額は、26億4000万円を目指す。
今年の課題には低水準で推移している反収の向上を掲げる。具体的目標には①10㌃当たり収量226㌔②キロ単価1990円③10㌃当たり販売額45万円を示す。
地区別の耕作面積と農家数は平良61㌶(16戸)、城辺204㌶(40戸)、下地134㌶(31戸)、上野118㌶(28戸)、伊良部47㌶(14戸)、多良間21㌶(9戸)となっている。