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産業・経済
2014年3月26日(水)9:00

JA新集出荷場が完成/平良野原越

野菜、果樹を集約
品質統一へ選果機設置/4月中旬から本格運転


完成したJAの新集出荷場(超広角レンズで撮影)=25日、野原越

完成したJAの新集出荷場(超広角レンズで撮影)=25日、野原越

 JAおきなわ(砂川博紀理事長)が平良野原越で建設を進めてきた野菜・果樹の新集出荷場が、このほど完成した。マンゴーとゴーヤーの選果機2レーンを設置した高機能施設。同機は選別の際の品質やサイズ規格の統一をより徹底しブランド化につなぐ目的で導入した。

 マンゴーは球形、ゴーヤーは横長と、そうした違う形の果菜の選別に併用できる選果機の導入は県内初という。

 選果機は4月初めに試運転を行い、4月中旬から本格運転を開始する。落成式典は4月14日を予定している。

 ゴーヤーはカメラでサイズや曲がりの程度(品質)を識別。人は果傷の有無の点検や箱詰め作業を行う。

 マンゴーもサイズを選別し、果皮色などの品質は人の目で判定する。果実一個一個の糖度測定も可能なため品質がより安定する。選別作業の効率化で収穫から消費者に届く期間が短縮され、過熟防止にも役立つという。

 農家らは選果機の導入は「選別作業の効率化、コスト低減に結び付く」と効果を期待する。

 JAの担当者は「品質を統一する一元集出荷は、市場の信頼を高め、最終的には農家の所得向上に結び付く」と強調した。

 敷地面積は約1万4000平方㍍。建物面積は3260平方㍍を確保した。総事業費は約6億320万円。国が3億8300万円、県が4700万円を補助。1億7200万円を自己負担した。

 現在、宮古島の果菜集出荷場は4カ所(4支店)に分散しているが、今後は新集出荷場1カ所に集約する。

 カボチャやトウガン、メロン、タマネギなど船舶に積む野菜を置くスペースは、1500平方㍍と広い。インゲンを選別するスペースやオクラの保管場所も設けた。


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