5年間の行動計画を承認/エコ推進本部
環境モデル都市で新たに
2013年度エコアイランド宮古島推進本部(本部長・下地敏彦市長)が25日、市役所平良庁舎で開かれた。次期環境モデル都市行動計画策定委員会(委員長・堤純一郎琉球大学工学部教授)が2月に取りまとめた14年度から5カ年の市環境モデル都市行動計画を承認した。新年度からは新たな計画に基づく取り組みが行われる。
宮古島市は09年に環境モデル都市行動計画を策定し、国から環境モデル都市の認定を受けた。その行動計画が今年度で終了することから、新たな5カ年計画の策定を委員会で進めてきた。
新しい行動計画での二酸化炭素削減目標は、03年度排出量を基準として20年度で23%、30年度で44%、50年度で69%削減させるという、従来の計画と同じ目標を設定。計画の基本的な考え方としては、①サトウキビなどの地域資源を活用した島しょ型低炭素社会システムの構築②エコアクションによる美ぎ島づくりを通じた「こころつなぐ結いの島宮古(みゃーく)」③エコアイランド宮古島の形成による観光・交流の促進-を掲げている。
推進本部では、エコアイランド推進課の大金修一課長が行動計画の概要を説明するとともに、5カ年計画だが1年ごとに評価を行い改善点があれば計画の見直しを実施する考えを提示。「従来の計画を踏まえ、より現実性の高い、市民が参加しやすい計画になっている」と語った。審議の結果、全会一致で同計画を原案通り承認した。
同計画は今後、市のホームページで公開されるほか、計画の概要版を作成し市民に配布される。