壁画をお披露目/EV充電ステーション
城辺・伊良部小の児童が描く
城辺小学校(濱川宗和校長)の6年生20人が、市役所城辺庁舎敷地内の超小型電気自動車(EV)の充電ステーション(車庫)の壁に描いた壁画のお披露目式が25日、同所で行われた。同ステーションは市とホンダ、東芝が連携して実施している宮古島市電動小型モビリティー等の活用にかかる社会実験プロジェクトの一環で造った施設。24日は伊良部小でも同様なお披露目式が行われた。
城辺庁舎の車庫の壁画は、太陽や
空、海、地表の緑などをイメージしたデザイン画。魚が泳ぎ、サシバが飛んでいる。
児童を代表してあいさつした下地倫太郎君は「楽しく描いた絵が、みんなの前でお披露目されてうれしい」と話した。
下地美明城辺支所長は庁舎に美しい彩りができたこを喜んだ上で、自然に優しいエコの島をみんなで作っていってほしいと期待を込めた。
超小型EVは2人乗りで、名前は「MC-β」。児童たちはお披露目式後、試乗した。善福太稀君は「音がないのでびっくりした。乗り心地は快適。大人になったら、免許を取って運転したい」とご機嫌な表情だった。
充電ステーションの屋根には、5㌔㍗の太陽光パネルを設置した。室内には蓄電池を備え、これから「MC-β」に充電している。
「MC-β」の1回の充電での走行距離は80㌔。3カ年掛けてCO2ゼロで、運行できるかの可能性を調査するという。
現在「MC-β」は、5台導入され市の公用車として実験に使っている。
超小型EVの普及は沖縄の離島特有の自動車の高い燃料費の抑制▽二酸化炭素の排出削減▽台風時などの非常用電源としての活用-などの効果が期待されている。