11/24
2024
Sun
旧暦:10月24日 先負 壬 
環境・エコ
2014年3月28日(金)9:00

小型EV試作車を披露/宮古島市

ブランド車製作始動/新たな産業創出に期待


小型EV試作車の除幕をした(左から)真栄城議長、富山会長、下地市長と金城代表理事=27日、市平良庁舎

小型EV試作車の除幕をした(左から)真栄城議長、富山会長、下地市長と金城代表理事=27日、市平良庁舎

 宮古島市(下地敏彦市長)は27日、2012年度から関係団体と連携し進めてきた、市小型電気自動車事業化モデル実証事業の試作車完成披露式典を市平良庁舎1階ロビーで行った。小型電気自動車(小型EV)の試作車は、ものづくりネットワーク沖縄が設計。宮古島で組み立てた。この事業は島しょ型スマートコミュニティー実証事業の一環として取り組まれており、製造業のぜい弱な宮古島における人材育成、知見蓄積や小型EV製造を通した新たな産業創出などに期待が持たれている。市は14年度に宮古島オリジナル車両の製作と走行、試験を目指す。

 試作車は、電気モーターを動力源とする原動機付四輪車(通称・ミニカー)。1回約4時間の充電で80㌔ほどの航続距離があり、最高時速は60㌔。

 式典では、下地市長をはじめ真栄城徳彦宮古島市議会議長、ものづくりネットワーク沖縄の金城盛順代表理事、市小型電気自動車製作協議会の富山忠彦会長が試作車の除幕を行った。

 この事業は市が実施主体となり、島内の宮古島工作倶楽部や自動車整備振興会宮古支部、宮古工業高校などがで構成する、市小型電気自動車製作協議会を立ち上げ、取り組んできた。

 下地市長は「宮古島が造ったEV。この小型EVで島中を走り回るという夢を持ってこの事業を始めた。これから市民の意見や実際に乗った感触を確かめながら、よりよい車に仕上げていきたい」とあいさつした。

 真栄城議長は「2014年度には本格的な小型EVを製作する。宮古島ブランドの小型EVで環境モデル都市宮古島をPRできると期待している」と述べた。

 金城代表理事は「次年度は自分たちで基本的な設計をし、宮古島産の車を造りたいと聞いている。この車を見て、物づくりに携わっている人たちの自信につながることを期待したい」と話した。

 この事業は▽全島エネルギーマネジメントシステム実証事業(すまエコ)▽来間島再生可能エネルギー100%自活実証事業とともに島しょ型スマートコミュニティー実証事業の一環として取り組みが始まった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!