金章に宮古土地改良区/全国土地改良功労者表彰
水まつりなどの活動評価
宮古土地改良区(仲間克理事長)が第55回全国土地改良功労者表彰の団体の部で、最高章の金章を受章した。27日に前田幹男県宮古農林水産振興センター所長を訪ね、受章報告をした仲間理事長は「章は関係機関の皆さんの指導と協力のおかげ。(4月に理事長の任期が終わるが)はなむけにもらったような感じで、大変喜んでいる」と笑顔だった。
報告を受けた前田所長は「水の尊さを訴える宮古水まつり開催や、地下ダム関連施設の一斉清掃を行う『みゃーく・ぱりみずの日の制定』など、地域と一体となった活動が評価されたと思う。退任されても叱咤激励をいただきたい」と祝福した。
表彰式は25日に東京都で行われ、県内からの金章は同改良区だけだった。
同改良区はファームポンドなどの地下ダム関連施設を管理運営する団体として1989年8月に設立した。
その後の組合員一致団結した地下ダム関連施設の管理運営や地域農業振興に貢献した実績が評価され04年に全国土地改良功労者表彰の「銅章」を受章。09年に「銀章」を受章し、今回「金章」に上り詰めた。同改良区は台湾・高雄農田水利会と姉妹会を締結し交流を深め、農業技術向上を支援する活動実績も残している。
受賞歴は▽「疏水百選」認定(06年)▽21世紀土地改良区創造運動九州沖縄大会「九州沖縄地方大賞」(11年)▽同全国大会「地域創造フロンティア」大賞(12年)▽農業農村整備事業広報大賞「優秀賞」(13年)-など多い。
同改良区では金章受章祝賀会をきょう28日午後6時から、七原コミュニティーセンターで開く。