窓口業務、大わらわ/市役所
住民票移動などでごった返す
年度末の最終日に当たる31日、市平良庁舎の市民生活課(渡真利一夫課長)の窓口は、転入・転出届けを行う人や、住民票、印鑑証明などの各種書類を申請する市民でごった返した。同課の職員23人(臨時職を含む)は、受付などの窓口業務に追われた。この時期、同課の職員は昼休みの時間を返上して、市民の応対に当たっているという。
この日、晴れて定年退職を迎えた渡真利課長も辞令を交付された後、慌ただしい課の業務の様子を見守っていた。受付カウンター正面にある待合席は満席の状態。いすに腰掛けることができずに立って順番を待つ人もいた。年度明けのきょう1日は例年、窓口業務がピークに達するという。
昨年4月1日現在の各種申請受付、受理件数は住民票、印鑑証明などの書類発行で595件、転入届けで229件、転出届けが39件となっている。今期も前年並みの数に達するものと予想される。
渡真利課長は「この時期、課の職員はお昼を取る時間もないほど業務に追われる。数十分ほどの休憩を交互に取るなどして応対している」と話した。
転出は、ほぼ1カ月前から届けがあるが、転入届けはこの時期に集中する。同課の女性職員は「特に転入の場合は、誤りのないように入力作業を行うため時間がかかる。なるべく待ち時間を減らすよう、職員も精いっぱい取り組んでいる」と話していた。