人間力向上に全力/新採用学校教諭
初任者研修が開講
2014年度に採用された学校教諭の初任者研修会が3日、宮古教育事務所で開講した。26人の職員が参加して決意を表明。「支えてくれた方への感謝の気持ちを忘れず、教師力、人間力を向上させたい」と教師1年目の抱負を語った。
新採用は▽小学教諭8人▽中学教諭10人▽養護教諭4人▽幼稚園教諭3人▽栄養職員1人-の26人。研修を受けて教師としての使命感を培い、実践的指導力の向上に資する。
開講式で教育事務所の田場秀樹所長は、「子供たちの可能性を信じることが教育の基本。その限りない可能性を拓いてほしい」と教師の心構えを伝えた。その上で「教育は1人で行うものではない。学校という組織の中で育てていく。悩みがあれば決して抱え込まないこと。みんなで一緒に子供の可能性を拓こう」と話す言葉に激励を込めた。
13年度初任者の与儀勉さんも激励に駆け付け、「子供とともに私たち教師も学び続けて成長しなければならない」と日々成長できる教育活動を促した。
この後、初任者一人一人が決意を表明した。池原泰旗さんは「子供たちに夢や希望を与えられる教師になりたい。そのためにも充実した1年にしたい」と意欲を見せた。教員採用試験10回目の挑戦で念願をかなえた久井泉さんは「この経験を生かして、子供たちに夢を持つことの大切さを伝えたい」と話した。