狩俣に新社屋落成/就労支援事業所「くこりもや」
関係者招き式典
特定非営利活動法人マーズ就労移行支援事業所「くこりもや」(下地克子所長)の新社屋落成式典が5日、平良字狩俣の同社屋で関係者を招いて盛大に開催された。
あいさつで下地所長は 「中国の古いことわざの『家給し人足る』は、住むべき家が与えられてこそ、人は働く意欲がわき、そして繁栄していくとの意味でこの社屋こそ私たちの家。職員全員が新しい家を与えられたことでさらに意欲を持
って努力し発展していきたい」と述べた。
利用者代表のあいさつでは作業班の平良洋次さんが、「くこりもや」での思い出や支えてくれている周囲の人たちに対する感謝の言葉を述べながら就労を目指してこれからも頑張る決意を示した。
式典の最後はくす玉が割られ、職員と式典出席者らが落成を祝うとともに障害者福祉のさらなる充実を誓い合った。
式典後は、祝賀会も盛大に催され、「くこりもや」の8年間の歩みが映像で紹介されたほか、各種余興で新社屋の落成を祝った。
「くこりもや」は、2005年に「精神障害者作業所くこりもや」として下地所長の自宅でスタート。翌年に身体、精神、知的の3障害の就労移行支援事業と相談支援事業で県の認可を受けて西の浜にある池間大橋現場事務所だった場所で事業を展開してきた。
しかし、これまでの事務所はバリアフリーではなく、さらに利用者も増え手狭になったことなどから今回、狩俣に移転することとなった。