地引き網漁を体験/大神島感動体験ツアー
関東、関西から80人来島
旅行代理店「ジェイトリップ」(本社・東京)主催のツアー「最強宮古島2014」の一行80人が4日、来島した。5日には「大神島感動体験ツアー」と題し、大神島で地引き網漁体験や地元食材を使った食事などを楽しんだ。
今回で6年目となる同ツアーには、関東、関西から多数の家族連れが参加。午前9時55分島尻港発の臨時便で大神島入りした一行を出迎えた大神自治会の久貝初男会長は「小さな大神島まで来てもらい感謝している。島を楽しんでもらいたい」と歓迎のあいさつを述べた。
参加者全員で体験する地引き網漁では、島出身の漁師たちが仕掛けた網を「よいしょ、よいしょ」の掛け声に合わせ、みんなで力を合わせて引いた。捕れた魚はその場で焼かれ子供たちに振る舞われた。
大阪から訪れている横田光紀君(8)は「魚はおいしかった。地引き網を引いたのは初めて。途中、重かったけど楽しかった。大神島は周りの景色がきれいですごいと思った」と感想を述べた。宮古島は今回が2回目の来島という品川ゆり子さん(40)=和歌山=は家族5人で参加。「子供がいろいろな経験をすることができると思ってツアーに参加した。宮古島ののんびりとした雰囲気が好き。滞在中、子供たちとゆっくり過ごしたい」と語った。
地引き網漁体験終了後は、島特産のカーキタコをはじめモズクやラッキョウ、トマトなど大神島産の食材を使って島の女性たちが調理した料理を大神島離島振興コミュニティーセンターで味わったほか、食事中には三線演奏も披露された。
ツアー一行はきょう6日は、与那覇前浜ビーチで開かれる「宮古島の海びらき」に参加する。