下地中で新生活スタート/伊禮さん(来間小卒)入学
「いろんなことに頑張る」
「友達をいっぱいつくりたい」-。7日に行われた下地中学校の入学式後、新入学生の伊禮二千花さんが緊張から解放されて最初に発した言葉だ。
伊禮さんは今年の3月に来間小学校を卒業。昨年度末の来間中学校の廃校に伴い、島を離れて下地中に入学することとなった。
入学式では最初、緊張した面持ちで式の進行を見守っていた伊禮さんだったが式が終わると同じ新入学生たちと笑顔で言葉を交わし、新しい生活の第一歩を踏み出した。
この日、下地中に入学したのは男子16人、女子17人の計33人。少し肌寒い気候の中、伊禮さんは夏服の制服で入学式に挑んだ。
33人の新しい仲間を迎え入れた生徒を代表して津嘉山太志君が「下地中学校には特色ある行事として競歩大会、百人一首カルタ大会、台湾交流がある。こうした行事を皆さんと一緒に早く楽しみたい。僕たちも全力でサポートするので早く学校になじんで共に中学校生活を充実させていこう」と呼び掛けた。
式後、伊禮さんは「とても緊張したけど、入学できてうれしい。これから学校でたくさんの友達と遊ぶことを楽しみにしている。中学校生活ではいろいろなことにも頑張れると思う」と笑顔で話した。