伝統芸能など多彩に/沖縄宮古郷友連合会
22団体出演、芸能まつり
【那覇支社】沖縄宮古郷友連合会(古波蔵和夫会長)主催の第27回芸能まつりが12日、那覇市民会館大ホールで開かれた。11地区の在沖郷友会や同連合会女性文化部など22団体が出演して、クイチャーやヨンシーなどの伝統芸能のほか琉球舞踊、日本舞踊、創作ダンス、コーラス、ジャズダンスなど多彩な21演目を披露した。
芸能まつりは、沖縄宮古民謡協会と舞踊研究所による「とうがにあやぐ」と「大世栄」の荘重な調べと優雅な踊りで幕を開けた。
古波蔵会長は「年々発展していくわれらがふるさと宮古島市と多良間村を誇りに思い、今後も連合会活動の充実拡大に全力で取り組む」とあいさつ。
下地敏彦宮古島市長は祝辞で「今日の舞台のため1年間一生懸命に取り組んできた宮古の伝統芸能は日本一だ。会場と皆さんと一緒に堪能したい」と述べた。
在沖下地郷友会の「与那覇のヨンシー」では、宮古から駆けつけた保存会のメンバー10人と一丸となった、威勢の良い「ハッサー」の掛け声と軽快な踊りを披露。みゃーくふつ大会優勝者の与那覇冴子さんも特別出演し、宮古の観光客や身近な生活の話題を身振り手振りを交えてテンポ良くユーモラスに話すと、大きな笑いと拍手喝采で会場が盛り上がった。最終演目は総勢40人で繰り広げる在沖上野郷友会の「宮国のクイチャー」で芸能まつりのフィナーレを飾った。