市上野児童館が開館
豊かな情操培う場に
市上野児童館(垣花喜美子館長)で14日、開館式典が行われた。下地敏彦市長、市議会の佐久本洋介副議長らが参加し、子供たちが、安心できる居場所で健全な遊びを通して健やかに成長することを願った。
上野小学校近くの上野保育所の南側に位置する。幼稚園児や小学生を放課後に預かる「学童クラブ」と乳幼児を持つ子育て中の親子を支援する「子育て支援センター」を併設した児童福祉施設。市では初めての併設取り組み。
鉄筋コンクリート造りの平屋。全体の床面積は約478平方㍍で、そのうち児童館293平方㍍、学童室96平方㍍、子育て支援室(0~3歳児)88平方㍍。総事業費1億5000万円。
児童館は、0~歳の地域の子供たちに健全な遊びを与えるのが目的。学童クラブは、幼稚園や小学生が放課後に帰宅しても家に誰もいない場合、保護者の仕事が終わるまで有料で預かり、学習や遊びを援助する施設。
一方、子育て支援施設は、乳幼児を持つ子育て中の親子を対象に育児不安についての相談や指導、保育に関する情報提供を行う施設。
オープニングセレモニーで、下地市長、佐久本副議長、基建築設計事務所の下地実代表、共和測建の大浦貞治代表、児童代表(学童クラブ)の川満美空さん(5)がテープカットを行った。
式典で、下地市長は児童館の役割などを述べた上で「家庭、地域、保育所、学校をつなぐ重要な役割を担う場として、さらに子ども会や母親クラブなどの地域組織の活動拠点として活用されることを期待する」と祝辞。次いで佐久本副議長が祝辞を語った。
アトラクションでは、上野保育所の園児18人が元気いっぱいの踊りを披露し、開館を盛り上げた。