本番ムード加速/トライアスロン
外国人招待選手が来島/30回大会まであと3日
20日に開催される第30回全日本トライアスロン宮古島大会まであと3日。沿道の花や応援幕、道路環境の美化など、記念大会の開催に向けて島内のトライアスロンムードは高まるばかりだ。16日にはオーストラリアのライアン・クロス(32)ら外国人招待選手が来島し、それぞれ上位入賞に向けて決意を語った。今大会に出場する外国人選手は過去最高の126人。17日には宮古島大会を過去2度制している河原勇人ら国内有力選手が宮古入りする。
16日に来島した外国人選手は、男子がオーストラリアのライアンとルーク・セヴィオアー(32)、アメリカのベンジャミン・ウィリアムス(30)、ドイツのサイモン・ユン(27)、ウクライナのビクター・アロシュン(25)の5人。女子選手はオーストラリアのナデル・レッグ(40)。
国内選手では、前回女子2位の酒井絵美(33)が宮古入りした。
ライアンは、ハワイ・アイアンマン・ワールドチャンピオンシップに2度出場している強者。2013年大会は58位だった。ランに強く、同アイアンマンでは2時間39分という驚異的なスピードを記録した。
ライアンは「日本の大会は初めてなのでとても興奮している。ベストを尽くしてチャレンジしたい。自分の強みのバイクとランで頑張りたい」と話した。
サイモンは13年のチャレンジ・ハール・ディスタンス・アムステルダムで優勝を飾っており、この宮古島大会でも上位を狙う。「常に速いペースのレースを展開していきたい。特に前半を飛ばして周囲の選手を驚かせたい」と話し、表情に自信をのぞかせた。
ビクターは11年までウクライナのナショナルチームに所属した実力者。前回宮古島大会で優勝したアントン・ブロックヒンの紹介で出場する。「遅いでも速いでもなく、自分のペースで挑みたい。1位から3位には入りたい」と語った。
ルーク、ベンジャミンはランで勝負を懸ける。それぞれ「自分らしさを見せて良いレースをしたい」などと抱負を話した。
2008年の宮古島大会で女子7位に入賞しているナデルは「このレースに戻りたいと思っていた」と満面の笑み。レースでは「得意のランで自分のレース展開に持ち込みたい」と意気込みを語った。