道路で区割り検討/市学校区審議会
児童数減少に対応/北小、久松小を現地視察
宮古島市学校区審議会(奈良俊一郎会長)の第4回会合が17日、市役所平良庁舎で行われた。審議会の前には児童の減少が課題となっている北小と逆に増加に対する対応が求められている久松小の現地視察も行われた。市教育委員会から諮問されている「宮古島市立小学校・中学校の校区編成」の審議では、幹線道路を基本に行政区も含めて合理的に区切る案で検討することとなった。次回の会合で同案を基に児童数などを盛り込んだ資料を事務局が作成し、それに基づいて協議を進める。
北、久松の両小学校の視察では、児童数が少ない割りに北小は校舎の造りにゆとりがあり、教室も廊下もスペースが広く取られていることなどを確認。
一方で、児童数が今後大幅に増える可能性がある久松については、教室の広さが北に比べて狭く、廊下の幅も狭いことなどから委員からは「今の児童数なら問題ないがこれから増えるとかなり手狭になると思う」などの感想が聞かれた。
視察後に行われた審議会では、事務局が作成した北の児童数確保や久松の児童数増に対応するために行政区の校区割りを一部変更した案が複数案示された。
今後は幹線道路を基本として、一つの行政区で二つの校区がある場所や行政区で凹凸のある部分などについても道路を基本に分かりやすく区割りして協議を進めることを確認した。
次回の審議会は5月16日に行われる。
今後の協議については、5月までは平良地区校区の審議を集中的に進め、6月以降は城辺と伊良部地区も含めてさらに審議し8月の答申を目指している。