節目の大会に「強人」集う/トライアスロン宮古島大会
盛大に30回目の開会式
河原選手選手宣誓/あす号砲、新たな歴史へ
第30回全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古島市ほか)の開会式が18日夜、市総合体育館で開かれた。全国47都道府県と海外20の国と地域から計1647人が参加。あすのレース本番に向け気持ちを引き締めた。前回大会2位の河原勇人選手が「最後まで戦い抜くことを誓う」と選手宣誓を行った。レースはあす20日午前7時、下地前浜ビーチのスイムを皮切りにバイク、ランの合計距離200・195㌔で競われ、30回の歴史を重ねた宮古島大会に新たな伝説が誕生する。
第27回大会から男女とも優勝は外国勢で30回目の節目となる今大会は、国内のトライアスロン大会としては初めて内閣総理大臣杯も新設されたこともあり、日本勢の巻き返しに期待が高まっている。
開会式であいさつした大会長の下地敏彦市長は「30年の歴史を積み重ね内閣総理大臣賞という国内最高位の賞も新設された。この栄えある賞を目指してアスリートの皆さんの最高のパフォーマンスを期待している」と述べた。
また、山本一太内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策)(代読)、仲井真弘多知事(同)がそれぞれ祝辞を述べ、30回の歴史を刻んだ大会でアスリートたちの健闘に期待を寄せた。
選手宣誓では3度目の優勝を狙う河原勇人選手が「宮古島のスタッフ、ボランティア、応援者の皆さん、アスリートの皆さん、すべての方々によって築き上げられた30年の歴史を胸に最後まで力の限り戦い抜くことを誓う。私たちの一人一人の輝きが世界をそして未来を明るく照らすことを願う。タンディガータンディ」と力強く宣誓した。
最後は特別協賛社を代表して日本トランスオーシャン航空の佐藤学社長の発声で乾杯が行われ、参加者たちは「ワイドー」の掛け声で一斉に乾杯をし、本番での健闘を誓った。
そのほか、オープニングでは琉球國祭り太鼓による演舞も披露された。