黒島秀夫さんを表彰/郵政記念日
30年以上永年勤続功労で
【那覇支社】20日の郵政記念日にあたり県内の日本郵政グループ(日本郵便・ゆうちょ銀行・かんぽ生命保険)は21日、第81回郵政記念日式典を那覇市内のホテルで開催し、多年にわたり郵政事業所で勤務した永年勤続者を表彰した。30年以上の勤続功労で宮古郵便局の黒島秀夫さん(53)ら53人に賞状と副賞が贈られた。
郵政記念日は、日本に初めて郵便制度が新しく導入された1871(明治4)年3月1日(新暦4月20日)を記念して1934年に「逓信記念日」を制定。2002年から「郵政記念日」に改称した。
式辞で日本郵便沖縄支社の香川義隆支社長は「これまでの豊富な経験と実績を生かした後進の育成など、けん引役として活躍し郵政の末長い発展に貢献いただきたい」と述べ、受賞者の労をねぎらい、その功績をたたえた。今回は1983年から84年にかけて採用された社員が受賞対象。
受賞者代表の答辞で同沖縄支社の平良貢一さん(51、城辺西城出身)は「今後も私たち一人ひとりが、地域住民の暮らしや社会の豊かさの向上に貢献するという使命感を持ち続けたい」と抱負を述べた。
式典の後、妻・立子さんと夫婦同伴で出席し表彰された黒島さんは「地域の皆さんの協力に感謝したい。30年を振り返ると長いようで短い。今後も先輩方や同僚の指導を仰ぎつつ郵便局や地域のために貢献していきたい」と話した。
宮古地区からは黒島さんのほか、20年以上の勤続功労で平良下里郵便局長の伊川忠秀さん(45)が表彰を受け、18日に沖縄支社から賞状が伝達されている。