障害者福祉の充実を/市社会福祉協議会
芸術・文化講座が開講
障害者を対象とする宮古島市社会福祉協議会の2014年度芸術・文化講座が24日午後、平良老人福祉センターで開講した。受講者は来年3月25日まで琉舞や三味線、エアロビクスの講座を通して地域社会と積極的に関わっていく。
この事業は、芸術・文化活動を行うことにより、障害者の社会参画を促進することが狙い。今年度から身体、知的のほか、精神障害も受講対象に加えた。14年度の受講者は70~80人。
開講式で市社会福祉協議会の垣花義一会長は「練習を重ねて素晴らしい発表会にしよう。それぞれの目標に向かって頑張ることが大切なこと」と述べ、実りある講座を期待した。
市福祉部の譜久村基嗣部長は「多くの仲間と切磋琢磨し、講座で得た知識と技術を生かして積極的に地域社会に参加してほしい」と激励を込めた。
この後、講師で琉舞を担当する島袋本流紫の会師範の前里博美さんと玉城流敏風会琉舞研究所宮古支部の長田千枝美さん、三味線の儀間京子さん、エアロビクスの与那嶺幸子さんに委嘱状が交付された。前里さんは「琉舞が楽しい、稽古場に行くのが楽しいと思われるような講座にしていきたい」と述べた。
最後は演舞があり、受講者が日ごろの練習の成果を披露して踊った。施設職員を含めて会場の参加者全員で踊る曲もあって盛り上がりを見せていた。