豪華客船が寄港/「ぱしふぃっくびいなす」
乗客150人、観光名所巡る
日本クルーズ客船(大阪市)が運航する「ぱしふぃっくびいなす」が25日午前、平良港に寄港した。乗客約150人はバスやタクシーに分乗し、それぞれ宮古島や伊良部島の観光名所などを巡って満喫した。出港セレモニーには約100人が詰め掛け、次の目的地である那覇市に向け航海安全を願って見送った。
同客船は2万6594㌧、全長183・4㍍、幅25㍍、客室数238室。乗客客らは20日から6泊7日の日程で船旅を楽しんでいる。那覇市、台湾基隆市、石垣市、竹富町西表島、宮古島市に立ち寄った。
同日午後4時すぎ、接岸している下崎ふ頭で出港セレモニーは行われた。フラダンスサークル「プアコー」の17人が優雅に舞、北中吹奏楽部の35人が「勇気のトビラ」「宮古まもる君」「風になりたい」の3曲を息の合った演奏で披露した。船上から見下ろして見学する乗客らは、大きな拍手を送ったり、カメラに収めたりしていた。
フラダンスを指導し一緒に踊った福嶺美智子さん(63)は「きょう(25日)の誕生日は思い出に残る。航海安全を願って踊った」と語った。