11/22
2024
Fri
旧暦:10月21日 赤口 己 
政治・行政 産業・経済
2014年4月30日(水)9:00

県内直営7施設で1位/JA宮古肥育センター

改良と肥育技術結実


肥育技術が向上し肉質の良い和牛が生産されている=29日、平良狩俣のJAおきなわ宮古肥育センター

肥育技術が向上し肉質の良い和牛が生産されている=29日、平良狩俣のJAおきなわ宮古肥育センター


 JAおきなわ宮古肥育センター(砂川弘信農場長)=平良狩俣=が2013年度に出荷した肥育牛の枝肉成績が、県内7カ所のJA直営肥育センターの中で、最も良かったことが同JA本店畜産部のまとめで分かった。


 同年度は171頭を出荷し、1頭から取れる肉の割合を示す歩留まり等級の平均値は「73・3」と最も高いAランク。肉質等級は上物が61・4%を占め7カ所の施設では1位だった。
 171頭のうち143頭(83・6%)は地元宮古で消費され、28頭は福岡県の九州食肉センターに出荷した。10年に「宮古牛」を商標登しブランド化したことが追い風になり、「地産地消」の割合は、年々増えているという。

 肉質等級の内訳は最高ランクの「5」が171頭中35頭(20・5%)、2番目に良い「4」が70頭(40・9%)と「5」と「4」を合わせた上物率は6割を超え、県内7施設平均の51・5%を9・9ポイント上回った。
 平良明憲JAおきなわ宮古地区畜産振興センター長は、上位成績は農家と関係者が長年取り組んできた「計画交配」による優良系統への改良と、肥育技術向上の成果と分析。その上でセンターの成績を今後の改良に活用して、さらに上を目指す意欲を見せた。

 狩俣野田にある宮古肥育センターは飼養規模360頭と比較的大きい施設。現在は320頭を飼う。
 砂川農場長は「牛の健康や食欲の状態をチェックするのが最も大切。密飼いを避け、畜舎は清潔にしている」と飼育管理の徹底ぶりを話した。

 牛枝肉の格付け 歩留まり等級(上からA、B、C)と肉質等級(高い順に5、4、3、2、1)の組み合わせで行っている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

2024年11月14日(木)9:00
9:00

牧山公園活用へ要望集約/市観光商工課

構想策定へ整備方針説明/地域住民との意見交換会   市観光商工課(砂川晃徳課長)は12日、伊良部牧山公園活用基本構想の策定に向けた伊良部地域住民との意見交換会を伊良部球場会議室で行った。事務局が展望台や周辺整備など市観光推進協議会の議論を基にまとめた…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!