17年度までに全国水準へ/児童生徒の学力
市教委 校長連絡会で取組示す
2014年度第1回小、中校長連絡会(主催・市教育委員会)が2日、市城辺公民館(城辺改善センター)で行われた。教育委員会の組織や事業、生涯学習振興などについて説明が行われたほか、市の児童、生徒の学力を2017年度までに全国水準に高めるとした市の総括目標を示し、各学校長に学力向上推進への取り組みを求めた。
17年度までに児童、生徒の学力を全国水準にするという市の目標は、県の目標に準じたもの。
市教委によると、この目標値が家庭や地域などに浸透していないことから、改めて学校、家庭、地域との連携を強化し目標に向けて各種取り組みを推進する方針。
具体的には今年度の全国学力・学習状況調査において、小6および中3は全国平均正答率との差を6ポイント以内にすることや、正答率30%未満と無回答率の割合を半減させることなどを掲げている。
重点的な取り組みは▽キャリア教育の視点を踏まえた確かな学力の向上推進▽分かる授業の構築による確かな学力の向上推進▽学力向上マネジメントによる目標管理型評価システムの推進-の3項目。
連絡会ではそのほか、各大会への選手派遣費や各種検定料などの補助金交付の手続きや実績報告などがあり、積極的な活用を促した。
冒頭、講話した宮國博教育長は①学力向上への取り組み②研究所の充実③子育て支援策④施設、設備の整理と機能の統合、充実⑤学校適正化作業-の五つの課題を示し、解決に向けて協力を呼び掛けた。
同会は、学校教育や予算、指導の努力点などについて説明、意見交換を通して共通理解を図るとともに、各学校における教育活動の一層の充実と活性化につなげることが目的。