今年も社明運動展開へ/宮古保護区保護司会
会長に与那覇氏選任
宮古保護区保護司会は14日、市内のホテルで2014年度の定期総会を開き、13年度の事業実績報告や14年度の事業計画などを承認した。計画には①社会を明るくする運動の展開②社明作文コンテスト③朝のあいさつ運動の実施-などを盛り込んだ。任期満了に伴う役員改選も行い新会長に副会長の与那覇秀夫氏、副会長に普天間裕氏を選出した。
与那覇副会長はあいさつで、13年度は前会長の宮里敬一氏(今年2月任期満了)を中心に「和をもって尊しとなす」をモットーに活動してきたと報告。県内8保護区のうち、活動は宮古が最も充実しているとも自負した。その理由には保護司の充足率が102・7%(定員37に対し38)と高いことなどを挙げた。今後は関係団体の連携構築が課題になると考えを述べた。
原沢和茂那覇保護観察所長(代読)は政府は世界一安全な日本の復活を目指し、再犯防止に力を注いでいると紹介した。約3割の再犯者が約6割の犯罪を起こしたことを指摘(総務省の07年発表)。その上で再犯防止のために、保護司の一層の活躍を祈念した。
長濱政治副市長は犯罪のない明るい社会づくりに、保護司会の協力を求めた。
平良英俊宮古島警察署長は、全国の犯罪件数は02年をピークに現在は半減したことを報告。犯罪の減少は関係機関と警察の連携による防犯活動が功を奏したとした上で、今後とも犯罪のない明るい社会づくりに、保護司会をはじめ関係団体と足並みをそろえていく考えを示した。
13年度の事業実績については、全会員が各学校前での朝のあいさつ運動に参加し、参加者は延べ546人に上ったことなどを報告した。