社会・全般
2014年5月15日(木)9:00
不正大麻の撲滅を/県福祉保健部
薬物乱用防止で講習会
2014年度不正大麻・けし撲滅運動に係る宮古地区薬物乱用防止講習会(主催・県福祉保健部薬務疾病対策課、県薬物乱用防止協会宮古支部)が14日、宮古福祉保健所で行われ、関係者らが覚せい剤や大麻、あへんなどの乱用薬物について学んだ。
講師の厚生労働省九州厚生局沖縄麻薬取締支所の河邉正和支所長は「薬物乱用に走るのは、興味本位や希薄な規範意識、人間関係などが挙げられる。薬物乱用者はいつでもやめられると誤解しているが、これは生涯付き合っていかなければならない病気なので、絶対に手を出させない社会づくりを地域がする必要がある」と強調した。
また、覚せい剤などの乱用薬物はインターネットなどを使った非対面の取引が増えているため顕在化しにくく、取り締まりが難しくなっていることなどを説明した。
最近の薬物犯罪の傾向として、航空機を利用した小口貨物や、船舶を利用した覚せい剤密輸の大型化に加え、監視が手薄になりやすい離島や地方の港、空港を経由して本土への密輸が増えていると現状を示した。