「精一杯踊りたい」/福島の高校生チーム
きょうエキシビジョン出演/カギマナフラin宮古島
「カギマナフラin宮古島2014」に出場する福島県いわき市の好間高校フラダンスチームの生徒6人が16日、来島した。空港では実行委員会のメンバーや宮高ダンス部の生徒が盛大に歓迎。海を越えたフラの交流に笑顔を見せた。好間高フラダンスチームのリーダー・會川(あいかわ)桃子さんは「宮古島で精一杯踊り、交流を深めたい」と話した。
来島したのは會川さんをはじめメンバーの鈴木媛礼那(えれな)さん、阿部美憂菜(みうな)さん、長瀬由香さん、上野花奈さん、野田紗弥華さんの6人。
チームの名称は、「ウイラニ オーラパ」。東日本大震災後の復興と学校の活性化を目指して2013年6月に結成された。福島県内を中心に各地のイベントに出演し、優雅なフラと笑顔を届けている。
生徒たちは午後5時すぎに到着し、実行委員会が制作した横断幕や大きな拍手で歓迎を受けた。
大会実行委員長の長濱政治副市長は「いわき市の元気と活性化のために取り組んでいる皆さんを招くことができてうれしく思う。宮古島でリフレッシュしてさらに元気になり、また福島で頑張ってほしい」と歓迎を込めてあいさつした。
この歓迎に好間高校の江尻雅彦教頭は、「素晴らしい大会に招いてくれたことに感謝している。生徒たちは宮古島で何ができるかを考えてきた。震災後も不平不満を言わずに耐えてきた子供たちの姿を見ていただきたい」と話した。
宮高ダンス部の花城海斗部長は「宮古島は暖かくて自然が豊かです。短い期間だけど、一緒に楽しい思い出をつくりましょう」と元気に呼び掛けた。
同じ高校生の歓迎の言葉に好間フラダンスチームのメンバーは大喜び。それぞれ笑顔を見せて期間中の交流を約束した。
會川さんは「こんな大きな大会に呼んでいただいて感謝しています。フラダンスを通していわき市のことを宮古の人に知ってもらいたい。そして、復興に向けて頑張っている生徒が私たち以外にもたくさんいることを伝えたい」と話した。
好間フラダンスチームはきょう17日のエキシビジョンのほか18日のコンペティションにも出演する。