西辺学区が逆転で初優勝/宮古体育大会・角力
楚南が重量級2冠
第37回宮古体育大会の角力競技は26日、サニツ浜公園角力会場で行われた。7学区が出場し、熱戦を繰り広げた。決勝は3戦とも3本目にもつれる大熱戦。西辺が逆転で上野を下し、初優勝に輝いた。個人戦の重量級を制した楚南大吉(西辺)は2冠を達成。軽量級は松川奨悟(福嶺)が優勝した。
決勝は2大会連続で準優勝の西辺と、3連覇を狙う下地を破った上野が、ともに初優勝を懸けて戦った。
先鋒戦は上野の宮国哲次が鋭い投げ技で先取した。中堅戦は西辺の根間信幸が先に1本取られながらも逆転勝ち。勝負の行方は大将戦に持ち込まれた。
優勝を決めた大将戦の3本目。西辺の楚南大吉が足がけで仕掛けると、体勢を崩した上地信二が強引な投げに転じた。その瞬間、楚南が鋭い返し技で上地の背を土俵にたたきつけた。
楚南は「2年連続で準優勝だったので優勝できてうれしい。無理をせずに返し技に徹していたが決勝は作戦を変更した。攻めたことが良かった」と満面の笑みで語った。
角力競技は宮古体育大会で唯一の非採点競技。今年で3回目を迎え、来年から正式競技になる見込みという。
結果は次の通り。
【団体】優勝=西辺▽準優勝=上野▽3位=福嶺
【個人戦・軽量級】優勝=松川奨悟(福嶺)▽準優勝=宮国哲次(上野)▽3位=松川浩幸(狩俣)
【同重量級】優勝=楚南大吉(西辺)▽準優勝=伊良部一馬(同)▽3位=川満賢一(下地)