華やかなフラで魅了/カギマナフラin宮古島
福島の高校生、堂々と
17日にトゥリバー地区で開かれたカギマナフラin宮古島2014のエキシビションで、福島県の好間(よしま)高校フラダンスチーム「ウイラニ・オーラパ」のメンバーが華やかなフラダンスを披露して喝采を浴びた。
東日本大震災後、「1日も早い復興」を目指してチームを結成した。福島県内を中心に各イベントに出演して活動しているが、ここまで遠出して踊るのは初めての体験だ。
メンバー6人は黒に金色のアクセントをきかせた手作りの衣装を着て登場。最後まで息の合ったフラで観客を魅了した。
踊り終えた6人は、ステージを降りると大粒の涙を流して抱き合った。古里から遠く離れた宮古島のフラ大会で、自分たちらしい踊りを見せることができた安堵と喜びの涙だった。
チームのリーダーを務める會川(あいかわ)桃子さんは「こんな体験ができるなんて…フラに出会えて本当に良かった」と目頭を押さえて喜びをかみしめた。
鈴木媛礼那(えれな)さんも「観客の笑顔がとてもうれしかった」と声を詰まらせ、「みんなの笑顔が私たちへの『頑張って』という応援に思えた。感謝しています」と話した。
阿部美憂菜(みうな)さんは「とても不安だったけど自分たちの元気な姿を皆さんに見せたかった。良い思い出になった」と充実した表情で話した。
ウイラニ・オーラパの6人は、18日のコンペティションにも出演する。