14年度販売 8億9500万円を計画/JA野菜・果樹出荷連絡協
安全な生産に決意
JAへの出荷団体・宮古地区野菜・果樹生産出荷連絡協議会(池間義光会長)は22日、JA宮古地区本部で第12回定期総会を開き、2013年度の事業報告や14年度の事業計画などを承認した。ゴーヤーやカボチャなど各品目合計の14年度販売額は13年度実績の8億5500万円より約4000万円多い8億9500万円を目指す。役員改選も行い、会長に池間さんを再任した。
同会では優秀な販売実績を収めた農家の表彰も行い、賞状を手にした受賞者らは笑顔を見せていた。
あいさつで池間会長は13年度は県野菜品評会で金、銀、銅合わせて11個の賞を受賞し、宮古産野菜の名声を高めたと報告。共同選別基準を徹底する新集出荷場の完成は、産地化へ明るい材料になったと見方を述べた。
今後に向けては「定時、定量、定品質」の生産出荷体制構築の重要さを強調。「「食の安全」に関しては「農薬使用基準を厳守し、防除日誌の記帳を義務化する」と決意を新たにした。
前田幹男県宮古農林水産振興センター所長と下地敏彦市長(代読)が来賓祝辞を述べ野菜・果樹の生産拡大とブランド確立を祈念した。
13年度の事業報告によると、ゴーヤーの販売額は農家の技術向上や新規農家の加入により前年度比5・8%増の3億1100万円ととり、3億円の大台を初めて突破した。カボチャは前年度比21%増の1億4200万円。トウガンは12月から2月にかけた低温が果実の肥大に影響し、同比14%少ない1億5900万円となった。マンゴーは1億1600万円で、前年度の7倍に増えた。「あたらす市場」に共選マンゴーを出荷したことが、実績を躍進させた。
野菜・果樹の販売で優秀な成績を収めて表彰された個人・団体は次の通り。(敬称略)
【販売額総合の部】①新里智彦(上野)②吉野果樹園(城辺)③渡真利兼(上野)
【品目別販売高の部】〈カボチャ〉=①前泊喬(伊良部)②宮国辰彦(同)③下地信弘(同)〈ゴーヤー〉①新里智彦(上野)②渡真利兼(同)③万寿農園(平良)〈トウガン〉①下地博和(上野)②池間一男(城辺)③友利博明(上野)〈インゲン〉①島尻秀樹(下地)②安良城加代子(同)③國仲和男(同)〈メロン〉①盛島健有(城辺)②砂川昌弘(上野)③友利研一(城辺)〈マンゴー〉①吉野果樹園(城辺)②渡真利明長(上野)③ふるさと農園(同)〈オクラ〉①伊良皆雄作(平良)②新里喜美栄(上野)
【特別表彰の部(県野菜品評会入賞者)】〈金賞〉伊佐博勝(カボチャ、伊良部)▽嵩原健一(トウガン、下地)▽平良二美(ゴーヤー、上野)〈銀賞〉根間吉一(ゴーヤー、下地)▽砂川ヒデ(トウガン、上野)▽砂川康男(インゲン、城辺)▽久保弘美(タマネギ、平良)〈銅賞〉伊志嶺一之(ゴーヤー、上野)▽池間秀憲(トウガン、同)▽友利博明(トウガン、同)▽池間寛一(カボチャ、伊良部)