根間がウェルター級V/県高校総体ボクシング
下里(バンタム級)は3位に
【那覇支社】県高校総体のボクシングは4日、糸満市の沖縄水産高校体育館で7階級の決勝を行った。
ウェルター級決勝で宮古工業の根間大成(3年)が2-1の判定勝ちで優勝した。また、バンタム級の下里守(3年)は準決勝で破れたが3位入賞を果たした。
決勝で根間は3月の県春季大会決勝で勝利した那覇の宮城翔太(3年)と対戦。根間は試合開始直後から相手との距離感がつかめないまま激しい連打戦を展開し、試合は最終ラウンド(3R)までもつれ込んだ。
根間は「自分の力が出し切れず、体が思うように動かなかった。2ラウンド終了時点で負けていると思った」と話した。「監督から喝を入れられて、3ラウンドでは相手の動きが見えるようになり、息切れもなく打ち合いができた」と話した。
根間は「気持ちが弱い面があるので、練習で鍛えられて精神的に強くなりたい。九州大会では、まずは1勝して全国大会への切符を取り、勢いに乗って全国チャンピオンになりたい」と意気込んだ。
知念健次監督は「根間には家族が応援に駆けつけて、しっかり見ているぞと発破をかけた。1ラウンドから勝ちたいという気持ちが弱いので、次の大会までに合宿で鍛え直したい」と話した。