納税額は261億4600万円/13年度確定申告
前年度実績14%上回る
沖縄国税事務所は5日、2013年分の所得税、復興特別所得税、消費税、贈与税の確定申告状況を発表した。所得税と復興特別所得税の確定申告書提出者数は前年度比2・6%増の17万1148人で、そのうち申告納税額がある納税者数は6・3%増の6万5607人、申告納税額は14・1%増の261億4600万円だった。
13年度の所得税と復興特別所得税の確定申告では、前年度の16万6825人から4323人増となる17万1148人が申告書を提出。提出者が前年度を上回るのは今回で15年連続となる。
申告納税額がある納税人員は前年比3885人増の6万5607人、所得金額は292億2100万円増の3330億7100万円、申告納税額は32億2400万円増の261億4600万円だった。
還付申告者数は前年度比932人増の7万2344人で過去最多を更新。土地などの譲渡所得申告者数は601人増の5843人で、そのうち所得金額があるのは500人増の3745人、所得金額は119億8500万円増の477億9200万円だった。株式などの譲渡所得申告者数は447人増の3027人。そのうち所得金額があるのは1063人増の1748人で、所得金額は43億4300万円増の91億6800万円だった。
個人事業者の消費税申告件数は1万839件で、前年度実績を215件下回った。納税申告額は39億4200万円で2億1700万円増加した。申告件数の減少は3年連続で、納税申告額の増加は2年連続となる。
贈与税の申告者数は前年度比650人増の4264人で、そのうち申告納税額がある人は416人増の2564人、申告納税額は4億5200万円減の16億4200万円。
国税電子申告・納税システム「e-Tax」など情報通信技術(ITC)を利用して確定申告を行った人数は9万9991人で、前年度の9万5225人を4766人上回った。内訳を見ると、自宅のパソコンなどを使った人が5万8849人で、4万1142人は税務署など申告会場に設置されたパソコンを利用した。