「慰霊の日」特別展始まる/市総合博物館
「戦争とは何か」
今年は太平洋戦争が終結してから69年目。市総合博物館(長濱修館長)で6日、慰霊の日関連特別展示「戦争とは何か~モノから考える~」が開幕した。貯水タンクやサバニの代わりに改造していた軍用機の燃料タンク、アルミニウム合金の一種、ジュラルミンで作ったなべ、徴兵検査通達書など87点が展示されている。27日まで。
23日が「慰霊の日」。全戦没者を悼み、平和を祈る日とされる。73年前の1941(昭和16)年に太平洋戦争が始まった。戦争末期の45(昭和20)年、沖縄は国内唯一の住民を巻き込んだ激しい地上戦の戦場となり、20万人余の尊い命が犠牲となった。
今回は▽戦後のモノ▽太平洋戦争に向かっていく様子▽日本軍資料▽戦時中の人々の生活の様子▽戦時中の宮古南静園-と五つのテーマに分けて展示している。一部の資料はQ&A方式で解説。小学校高学年から中学生を対象に分かりやすく紹介している。
同特別展示の協力は、宮古南静園入園者自治会、ハンセン病と人権市民ネットワーク宮古、宜野湾市立博物館。
休館日は毎週月曜日。23日(月曜日)の慰霊の日は開館。開館時間は午前9時~午後4時半まで(最終入館は午後4時まで)。入館料は大人300円、大学・高校生200円、中学・小学生100円。
問い合わせは、同博物館(電話73・0567)へ。