南西里など北学区に/第6回市校区審
新校区決定、8月に答申へ
宮古島市学校区審議会(奈良俊一郎会長)の第6回会合が9日、市役所平良庁舎で行われ、2015年度以降に適用される新校区を決定した。新たな校区は、幹線道路を基本に行政区を含めて合理的に区切ることとなった。最大の焦点となっている北学区の児童減少と久松学区の児童増加については北学区に「南西里」の一区と二区などが盛り込まれ、久松学区については国道390号線で区切り、児童数増加に対応する内容となっている。次回の会合で答申案について協議し8月に市教育委員会に答申を予定している。
北学区については、将来的にも安定的に児童数を確保する観点から「南西里」の一区(平一校区)と、団地があり安定的に児童数の確保が見込まれる二区(南校区)を組み入れた。
現在の児童数は平一と南が500人台で東が400人台。北は最も少なく200人台だが、新しい区割りでは4校とも450~500人規模となり、久松は300人弱となっている。
また、今回の再編で北小の校区が広範囲になることから、通学における安全確保や教師の生徒指導に及ぼす影響など想定される課題について抽出し、課題解決に向けた対策を求める内容を付帯意見として盛り込む予定。
次回の審議会は7月14日に行われ、事務局から示された答申案について審議し、8月の答申を目指している。