ゼロ災害達成へ決意/地区安全大会
100人参加、機運盛り上げ
2014年度の宮古地区安全大会(主催・県労働基準協会宮古支部など4団体)が13日、市中央公民館で開催された。同支部会員企業の職員ら約100人が参加。労働災害の減少には「安全意識を高め、安全に対する慣れや過信を捨てて安全活動を推進することが必要」とする大会宣言を採択した。友利寛忠同協会宮古支部長は「事業主と職員が一体となって、労災防止活動に取り組みゼロ災害を達成しよう」と呼び掛けた。
同大会は安全意識の高揚と安全活動の定着を目的に、全国安全週間(7月1日~7日)との関連で開催した。
大会では最初に、労働災害で亡くなった労働者の冥福を祈り、1分間の黙とうをささげた。
あいさつで友利支部長は災害は「ちょっとした不注意や気の緩みから発生する」と指摘。また、災害は身近に起こるものだとし、一人一人の気の引き締めを促した。
南隆功宮古労働基準監督署長は、宮古地区における13年の労働災害は商業や保健衛生業などの第3次産業が全体の9割を占め、同産業の安全管理活動の遅れが安全対策上の課題になっていると報告。魅力ある職場づくりには「安全」は欠かすことはできないとした上で、「大会を機会に安全に対する機運をつなぎ・広げ・高めてほしい」と激励した。
宮古島海上保安署の山本雅司署長が「海の安全・安心」と題して特別講演を行った。
大会宣言に次いで「指差呼称」を行い、今後の安全活動に決意を新たにした。
同大会は▽県労働基準協会宮古支部▽建設業労働災害防止協会県支部宮古分室▽港湾貨物運送事業労働災害防止協会沖縄総支部宮古支部▽陸上貨物運送事業労働災害防止防止協会県支部宮古分室-が主催した。