TPP関連で特別決議/JA宮古女性部総会
若い部員を積極育成へ
JAおきなわ宮古地区女性部(上地洋美部長、部員514人)は第8回通常総会を13日、JAおきなわ宮古地区本部大ホールで開いた。同会では「TPP(環太平洋連携協定)交渉等に関する特別決議」を行い、国民の理解のない交渉妥結は「絶対阻止しなければならない」とする強い姿勢を示した。
同決議は「(総理大臣の諮問機関)規制改革会議などの場で、JAの本質が十分理解されないまま、農協の改革について議論がなされている」とも指摘した。
あいさつで上地部長は13年度は、40歳未満の若い部員で構成するフレッシュミズ部会を設立し、若い世代の意見や要望をくみとる組織づくりができたと報告。14年度も引き続き、活動を次代につなぐために、先輩や関係機関の指導を仰ぎながら、若い部員の育成に努めたいと、抱負を述べた。
下地和彦JAおきなわ宮古地区青壮年部長、照屋良子JAおきなわ女性部副会長、新城武一郎JAおきなわ宮古地区本部長らが祝辞を述べ、宮古地区女性部活動の一層の発展を祈念した。
議案審議では2013年度の事業報告や14年度の事業計画などを承認した。
昨年度の活動ではTPP参加に断固反対する運動を展開してきたことを報告。活動実績には①宮古みそを55班で1万1165㌔製造②ゴキブリダンゴや梅酒、梅干しを作った③健康体操教室に177人参加(5回開催)④フレッシュミズ交流会で野草料理を講習(24人参加)-などを挙げた。
JA女性部は、活動の3カ年計画「JA女性 心ひとつに 今をつむぎ 次代につなごう」の2年目に入った。基本方針は「若い世代を対象にした活動に積極的に取り組む」と方向を示した。
重点活動項目には①部員がやりたいことを、やりたいときに、やりたいメンバーで行うグループの育成②部会への加入促進③地元の食材を使った料理講習会・伝統料理の伝承(地産地消促進)-などを盛り込んだ。