さらなる発展祈念/伊良部高校
創立30周年記念式典・祝賀会
県立伊良部高校創立30周年記念式典が13日、同校体育館で行われた。併せて祝賀会が市伊良部中央公民館で開かれた。各界各層から関係者らが参加し、30年の節目を盛大に祝うともに同校のさらなる発展を祈念した。祝賀会では、平良智枝子校長をはじめ全教諭、全生徒90人が一緒に祝賀舞踊「とうがにあやぐ」を披露し盛り上げた。
同校は、1984(昭和59)年4月に県立宮古高校伊良部分校として設立し、86(同61)年4月に県立伊良部高校として独立した。今年3月までに2023人の卒業生を輩出し、県内外の各界各層で活躍している。
式典で、平良校長は「創立30周年の節目に、本校創立の理念を今一度再認識し、『自主』、『誠実』、『創造』の校訓の基、教育目標『自ら学び、考え、行動する生徒の育成』を実現するべく、教職員一丸となって、生徒たちの教育にまい進していく」と意欲を示した。
創立30周年記念事業期成会の奥濱剛会長は「伊良部高校の今後の益々と発展と、21世紀を背負って立つ多くの人材が、この学びやから羽ばたくことを期待する」と述べた。
下地敏彦市長は「来年1月には島民悲願の伊良部大橋が開通することになるが、この30周年の節目は新たなステージへの転換点となり、同校の歴史と伝統、校風を継承しながら新時代に向け、次代を担う人材の育成に尽力してくれるものと期待している」と祝辞。
次いで同校卒業生らで組織する南鷹同窓会の川満博昭会長、生徒会長の池村大地君があいさつした。
席上、奥濱会長が同記念事業に協力した同校の元PTCA会長の佐久本洋介さんら個人・団体に感謝状を贈呈した。祝賀会では、趣向を凝らした余興が繰り広げられ、華やかなムードに包まれていた。