放送コン4部門で全国へ/宮高放送部
県大会で優秀賞獲得
第61回NHK杯全国放送コンテスト県大会で宮古高校放送部メンバーが4部門で優秀賞を獲得し、全国大会への出場権を得た。そのほか2部門3作品は優良賞を受賞した。入賞者らは16日、同校で報告会を開き喜びと抱負を語った。
同県大会は10、11日に那覇市で開催された。宮古高校放送部は、朗読、ラジオドキュメント、テレビドキュメント、テレビドラマの4部門で優秀賞に輝いた。優秀賞受賞者は7月22日から24日に東京で開かれる全国大会に出場する。
阿川佐和子作「残るは食欲」で朗読部門優秀賞を受賞した勝連三冬さん(3年)は「すごく楽しい本なので、全国では県大会以上に作品の理解を深め、聞く人に伝わりやすく読みたい」。ハンセン病がテーマの作品「あの時間(とき)を忘れない」でラジオドキュメント部門優秀賞を獲得したメンバーの一人、砂川智菜津さん(同)は「ハンセン病をこれからも語り継ごうとの思いから作った。全国に向けもう少し作品に間を作っていきたい」と語った。
同校ウエートリフティング部の渡慶次晃顧問に密着した作品「夢を乗せて」でテレビドキュメント部門優秀賞を受けたメンバーの一人で部長の平良麗さん(同)は「渡慶次先生の夢を応援したくて作った。全国では先生の魅力が多くの人に伝わるよう頑張りたい」。テレビドラマ部門優秀賞を「リフレイン」という作品で得たメンバーの一人、古謝舞さん(2年)は「私たち高校生は多様な視点や責任を持つことの重要性を伝えるためにこの作品を作った。全国へ向け時間はないが、撮り直しや音録りを頑張っていきたい」と話した。
受賞メンバーは次の通り。(敬称略)
▼優秀賞
【朗読部門】勝連三冬(3年)【ラジオドキュメント部門】砂川智菜津(3年)▽松川萌夏(2年)【テレビドキュメント部門】平良麗(3年)▽村山京太郎(2年)【テレビドラマ部門】古謝舞(2年)▽池田怜奈(同)▽戸田皐月(3年)
▼優良賞
【朗読部門】平良麗【同】戸田皐月【ラジオドラマ部門】勝連三冬▽島尻結佳(2年)▽下地心一郎(同)