エコアイランド具現化へ/宮古島市
島に関わる全員と運動展開
宮古島市は2008年3月に「エコアイランド宮古島宣言」を行った。2009年1月には国から「環境モデル都市」の認定を受け、さまざまな施策を展開している。6月は「環境月間」。「エコライフ 誰かじゃなくて 私から」を標語に、環境保全活動の普及や啓発に関する各種行事が展開されている。宮古島市が「エコアイランド宣言」の基づいて取り組んでいるさまざまな施策や施設をシリーズで紹介する。
宮古島市は生活用水を含め水源の全てを地下水に頼っている現状と合わせ、住民の生活や産業を潤す要素である海との相互保全は重要な課題となっている。
エコアイランド宮古島宣言には①私たちは島の生活を支えるかけがえのない地下水を守る②私たちは美しい珊瑚礁の海を守る③私たちはみんなの知恵と工夫で、限りある資源とエネルギーを大切にする-などを掲げ、美(か)ぎ島(すま)宮古(みゃ~く)島(ずま)を目指し、市民一人一人に行動を促している。
市は、「エコアイランド宮古島宣言」に係る政策的位置付けの確保や「エコアイランド宮古島の具現化などを図ろうと、市民、事業者、観光客など宮古島に関わるすべての人が一体となった運動の展開を提唱する「エコアイランド宮古島の推進に関する条例(案)」を作成。開会中の市議会6月定例会に上程し7月1日からの施行を目指している。
下地敏彦市長は「島に関わるすべての人と一緒に運動を展開し、エコアイランドを国内外に発信していきたい」と呼び掛けている。