高齢者の転倒多い
與儀さんが事故防止訴え/市社協 ボランティア講習会
宮古島市社会福祉協議会(垣花義一会長)は18日、2014年度の第1回ボランティア連絡会を城辺社会福祉センターで開いた。講師を務めたのは県社会福祉協議会の社会福祉士・與儀あきさん。與儀さんは60歳以上の人にボランティア活動中の転倒事故が増えているとし、事故防止に十分な注意を呼び掛けた。
事故を起こした高齢者には、後遺症を発症するケースも多いという。
近年ボランティア活動は地域の清掃やイベント参加、学校の体験学習、福祉、医療など幅広い分野に広がった。
事故防止のポイントには①体調が悪い時は決して無理しない②特に足元注意(転倒防止)③活動に適した服装を④活動前には準備体操、柔軟体操を-などを挙げた。
ボランティア活動は「喜んで~をする」の意味。「自発的」で「社会性」「無償性」のある活動とした。
與儀さんはボランティア活動中の万が一の事故に備えるボランティア保険制度-の概要も説明した。
市社協の下地信広事務局長はあいさつで、ワールドカップで試合に負けた日本のサポーターが試合後に会場のごみを拾ったことを、現地の人たちが称賛したというニュースに触れ「自分のことようにうれしかった」と感動した胸の内を披露。このことを例に挙げ「ボランティアは小さな活動だが、国や社会のイメージアップにもつながっていると思った」と述べた。