家庭学習の習慣化を/鏡原中
生徒に「まほろばノート」贈る
家庭学習を習慣化させようと、鏡原中学校(島尻政俊校長)は18日、全校生徒に家庭学習帳「まほろばノート」を贈った。このオリジナルノートは同校職員が他校の事例を研究しながら考案。家庭学習の習慣化のためにより使いやすい内容にこだわった。生徒は「このノートを使って毎日学習したい」と意欲的だ。
沖縄県の学力が全国平均と比べて低いという現状を踏まえ、学校独自の取り組みとして何ができるのかを模索。その結果、オリジナル家庭学習帳の作成にたどり着いたという。
ノートを開くと1ページ目に基本ルールが書かれている。教科ごとに学習ポイントを解説したり、家庭学習の必要性をコラムとグラフで表したりして生徒のやる気を引き出す構成に余念がない。ノート部分の罫線の種類や色などの細部にはこだわったが、人気SNSキャラクターを使って堅苦しいイメージを取り払う工夫もしっかりと施した。
島尻校長は「家で楽しく学習してもらうためにこのノートを作った。家庭学習を習慣化させることで基本的な生活習慣が身に付いて学力も伸びる」と話し、生徒の学力向上を期待した。
生徒を代表してノートを受け取った生徒会長の下地将太君は「ノートを使って鏡原中学校全体の学力を上げたい。3年生は受験勉強で活用し、全員合格を目指したい」と決意を話した。