子牛平均51万円の高値/6月期肉用牛競り
高値水準を維持
JAおきなわ宮古家畜市場の2014年6月期肉用牛競りが19日開かれ、子牛1頭平均価格は51万3537円と前月並みの高値だった。平均キロ単価は2022円。成牛を含む販売額は2億1216万円と2億円台の大商いとなった。購買者らは高値の要因に農家の高齢化などに伴う全国的な子牛不足を挙げている。
競りは午前9時から始まり、高値で販売した農家らは明るい表情を見せていた。去勢子牛を59万円で売った50代の男性は「高値はうれしい。今夜はおいしい酒が飲めそうだ」と喜色満面だった。70代の男性は「来月は5頭売る」と話し、サラーリーマンの年収分ぐらいの収入を胸算用していた。
今月の競りには子牛388頭(去勢234頭、雌154頭)が上場され384頭競り落とされた。
子牛1頭価格を性別にみると去勢が54万1043円(前月比6065円安)、雌は47万628円(同777円安)だった。去勢の最高価格は47万7960円を記録した。
子牛のみの販売額は1億9719万円となった。
成牛を含む上場頭数は429頭(去勢234頭、雌195頭)。1頭平均価格は49万5827円だった。