郷友会館建設など承認/沖縄宮古郷友連合会総会
佐和田さんらの叙勲祝う
【那覇支社】沖縄宮古郷友連合会(古波蔵和夫会長)の2013年度定期総会・叙勲受章者祝賀会・懇親会が24日、那覇市のホテルで催され、約200人の郷友らが参加した。
総会で、宮古郷友会館(仮称)建設の具体化に向けた各学区会長や顧問らで構成する検討委員会の設置、現在任意団体の連合会組織を法人化する議案を全会一致で承認した。13年度事業活動・決算監査報告、14年度事業計画・予算も審議した。役員改選では古波蔵会長ら現執行部が再任され2期目となる。
古波蔵会長は「在沖で宮古出身の約7万人のうち、約1万人が70歳以上の高齢者。会員の理解と協力で会館建設を実現して高齢者の憩いの場、活動の拠点としたい」と抱負を述べた。
総会後の叙勲祝賀会・懇親会は、沖縄宮古民謡協会による「とうがにあやぐ、大世栄」で幕を開けた。
今年春の危険業務従事者叙勲で瑞宝双光章を受章した伊良部字長浜出身の佐和田勇さん(70、元豊見城署生活安全課長)、海上保安功労で瑞宝単光章を受章した平良字久貝出身の渡真利勝吉さん(65、元巡視船主任航海士)の2人が紹介され、壇上で出席した佐和田さん夫妻に花束を贈呈した。
佐和田さんは「受章は身に余る光栄で、ふるさとや郷友の協力、支援のお陰。今後は県民や郷友会の発展ため力のある限り精一杯頑張っていきたい」と感謝の言葉を述べた。
来賓祝辞で下地敏彦市長(代読・古堅宗和企画政策部長)は「日頃から郷土宮古島の発展のために活発な郷友会活動に取り組み、敬意を表し感謝したい。受章者の長年の功労を称え、栄えある受章を心から祝したい」と述べた。
連合会顧問で沖縄国際大学名誉教授の福里盛雄さんの音頭で乾杯した。
舞台では連合会婦人・文化部による多彩な演目が披露され、会場の雰囲気を盛り上げた。
連合会は、8月までの一般社団法人化を目指し今後、執行部役員で目的、理念など定款を協議して、早急に申請手続きを済ませたい意向。並行して取り組む会館建設事業は5年以内の完成を目標に、検討委員会を設置して各郷友会や協力企業の意見や要望も勘案しながら、今後の課題などを話し合うとしている。