50周年記念事業実施へ/宮古観光協
実行委員会を設置/定時総会で議案可決
一般社団法人宮古島観光協会(豊見山健児会長)の2014年度第1回定時総会が30日、市内のホテルで開かれた。13年度の事業報告と決算、14年度の事業計画と予算案などを承認した。今年、協会創立50周年を迎えることから、記念事業を実施する実行委員会を設置する議案も可決。11月中旬から12月ごろの記念事業開催を目指す。
総会では、13年度の事業報告と収支決算、14年度の事業計画案と収支予算案、短期借入金限度額の承認、会長、副会長を再任する役員選任案、専門委員会設置案の7議案が審議された。
専門委員会設置案では、記念誌編集委員会、総務・式典・祝賀委員会、事業・美化活動委員会の3委員会からなる観光協会創立50周年記念事業実行委員会を設置し、委員長に豊見山会長が就任することなどの案が示され、全会一致で承認された。50周年記念事業費として14年度予算に200万円を計上している。
14年度収支予算案では、前年度比5575万2996円増となる1億1513万878円の予算案を提案。大幅増となる理由について事務局は、今年度から一般社団法人となったことで収支予算書の記載方法に変更が生じ、修学旅行民泊受け入れ事業で、これまでは経常利益のみを歳入に計上していたところを、全事業費を一旦、歳入に入れ、そこから農家への支払い分を歳出へ計上しなければならなくなったためと説明した。
修学旅行民泊受け入れ事業については、13年度は同協会で25校、4041人を受け入れたこと、14年度は24校、4980人を受け入れることも報告された。
議案はいずれも全会一致で承認された。
議案審議を前にあいさつに立った豊見山会長は「今年は協会の50周年記念事業を行うほか、来年1月には伊良部大橋の開通が予定されるなど節目の年。6月までの観光客数も絶好調で、今後、台風の接近などがなければ過去最高の人数を記録するのではないかと思っている」と入域観光客数の記録更新に期待を示した。