社会・全般
2014年7月4日(金)9:00
個性的地域づくり支援/平良地区
10団体に計300万円/市が補助金を交付
平良地区の地域づくりに取り組む団体が公募によって申請する「2014年度地域づくり支援事業」(公募型)の交付対象事業が決定し3日、選ばれた10団体に交付決定通知書の交付式が行われた。今回、採択によって市の補助金を受けるのは新規7団体、2回目2団体、3回目1団体で、交付額は計300万円。新規採択事業では、久松地区の獅子舞や久松五勇士踊りなどの伝統文化継承や消防団と連携した防災訓練などを実施する「久松学区ずみ街づくり委員会」(仲宗根優代表)などが選ばれた。
同支援事業は、地域づくり協議会のない平良地区を対象に、地域活性化のために様々な取り組みを行っている自治会やボランティア団体などを対象にして補助金助成の公募が行われた。市民が「自ら考え、自ら実践する」をスローガンに、宮古島市にふさわしい自主的で個性豊かな地域づくりに資する団体を支援するもの。総予算額は300万円で、1団体に対し、申請のあった50万円以下の額を助成するというものだ。
応募内容を基に、6月9日に開いた審査委員会(10人)の審査、採点を経て交付を受ける団体を決定した。今年度は19団体が同支援事業に応募した。
交付式で長濱政治副市長は「日ごろから、地域の活性化について皆さんが真剣に取り組んでいることが評価されての決定だと思う。地域が元気であれば、そこの住民や家庭も明るくなり、豊かになっていく。皆さんにはこれからも地域のリーダーとして頑張って頂きたい」と激励の言葉を送った。
採択団体を代表して久松学区ずみ街づくり委員会の仲宗根代表は「久松学区にはいろんな団体が独自に活動を展開しているが、その活動を点と点で結ぶ組織として今年度結成し活動をスタートした。市の目指す地域づくりの目標を達成できるよう頑張り取り組んでいきたい」とあいさつした。