野菜・果樹 販売高10億円誓う
生産者大会で宣言/足腰の強い産地形成へ
野菜と果樹の生産振興を図る「野菜・果樹販売高10億円必達生産者大会」(主催・宮古地区野菜・果樹生産出荷連絡協議会)が4日午後、JAおきなわ宮古地区本部で開かれた。生産者ら関係者約170人(主催者発表)が参加し、足腰の強い産地を築いて販売高10億円の早期達成を誓う大会宣言を採択した。宮古地区の販売実績はここ数年右肩上がりで推移しており、2013年度は8億5600万円を売り上げている。
野菜と果樹の生産振興に限定した大規模な生産者大会の開催は初めて。目標達成に向けて設定した品目ごとの販売額は▽カボチャ2億1000万円▽ゴーヤー3億2000万円▽トウガン2億200万円▽インゲン5000万円▽メロン2700万円▽マンゴー1億9500万円▽オクラ5700万円▽タマネギ1千万円-となっている。
野菜・果樹生産出荷連絡協議会の池間義光会長は主催者あいさつで「地域の特性を活用した生産拡大は急務であり、市場や消費者の期待に応える揺るぎない産地形成の構築に全力を傾注しなければならない」などと指摘。「産地間競争に打ち勝つ足腰の強い産地を構築するため、生産者および関係機関が一体となって組織強化を図り、野菜・果樹販売高10億円の早期必達に総力を挙げて取り組んでいきたい」と決意を示した。
国内外の農業を取り巻く情勢や、野菜・果樹の生産拡大に向けての取り組みが報告された後にスローガンを採択し、▽品目ごとの販売目標を設定し10億円を早期に達成▽定時・定量・定品質を守り市場から信頼される産地形成を図る▽栽培技術の高位平準化▽宮古島ブランドの確立▽共販体制の確立-を掲げた。
引き続いて大会宣言を採択した。「今こそ物量の確保と高品質生産の確立に強力に取り組む」と宣言。足腰の強い産地を形成して産地間競争に打ち勝ち、宮古島産ブランドを確立することを誓い合った。
最後は参加者全員でガンバロー三唱を行い、販売高10億円の早期達成に向けて決意を新たにした。
この日の大会ではサカイエフキューブの酒井隆義さんが「JAと共に地域が元気になる農業経営を目指して!」と題して講演した。