写真文化協コンで県知事賞
比嘉正実さんの作品/寿写真館
写真館の経営者や従業員など、職業写真家の作品を対象にした第47回県写真文化協会写真コンテストでこのほど、寿写真館=平良字下里=の比嘉正実社長の作品が県知事賞を受賞した。作品は「ライフイズワンダフル(素晴らしき人生)」。
比嘉さんは「やっと念願の県知事賞を受賞できた。初めてなので、やはりうれしい」と喜びを語った。
これまで通算で25回ほど応募して、上位入賞はあったものの、最高賞の県知事賞は初受賞。
写真はワイングラスを手にした男性の笑顔が印象的なポートレート。美しいボケ味の背景の緑と、赤ワインの色彩のコントラストが全体に締まった印象を与え、主題の男性の表情を前面に引き立たせている。
比嘉さんは「応募する写真を選択しているときに『これだ』と直感した」という。
今回のコンテストで、県知事賞をはじめ、長男の正樹さんの作品など寿写真館から3点が上位に入賞した。
同コンテストは人物を主体とした自由作品、日本の文化財、風景などをテーマにした作品と、人物を中心としたすべての営業写真の3部に分かれている。総応募点数は174点。部門別に選ばれた入賞、入選作品合わせて43点の中から県知事賞に選ばれた。
また、正実さんの父・正義さんの作品が1986年に開催された同コンテストで県知事賞を受賞している。