市民への謝罪を要請/与党議員団
特別警報中での市長飲酒で
市議会与党議員団(平良隆会長)は18日、台風8号で特別警報発令中に下地敏彦市長が市長室で飲酒した問題で、市民への謝罪と丁寧な説明を求める要請を行った。下地市長は「軽率な行為だったと深く反省している」と謝罪し、24日開会予定の市議会臨時会で市民に対し説明と謝罪をする考えを示した。
要請で平良会長は「台風で全国初の特別警報の発令に対して多くの市民が不安を抱き、市に対して最大の危機管理機能が求められていた際に、災害対策本部長である市長による飲酒行為は、適切な判断を欠いていたと言わざるを得ない」と指摘。「早急に市民の不信感を払しょくし下地市政への信頼回復を望む観点から、市長自らが市民への謝罪と丁寧な説明をする必要がある」とした要請文を読み上げた。
これは対し下地市長は「市民の皆さんには丁寧にお話をしなければならないと思っている。24日の臨時会の場で市民と議員の皆さんに対し説明とおわびをしたい。私の言動に対する処分も議会の皆さんにお願いしたい。大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。
マスコミの「市長の飲酒問題発覚から1週間以上すぎた後での要請だが」との質問に対し平良会長は「与党議員の皆さんとの集まりがなかなかできなかった。遅い早いという問題ではない。市長はこれから謝罪するのだから」と話した。
要請文は、真栄城徳彦議長を含む与党議員16人の連名。仲間頼信氏は加わらなかった。
仲間氏は18日、本紙の取材に「市長本人が臨時会で市民に謝罪すると言っているのだから、要請する必要はない」と話した。飲酒問題については「状況と場所をわきまえなければいけない」と述べた。